← 地域・課題解決サービスへ戻るREGIONAL REPORT / 2026

このまちの現状

益田市・鹿足郡
地域課題レポート

人口減少を一つの数字で終わらせず、空き家・空き地、後継者、交通、医療、地域活動へ連鎖する課題として捉え、地域で実行できる解決策を考えます。

対象:島根県益田市・津和野町・吉賀町基準日:2026年7月21日公的資料をもとにaivisiaが整理・提案
01 / POPULATION

直近公表人口は、約53,200人。

各自治体の直近公表値を単純合計すると53,195人です。公表基準日が異なるため、地域全体は概数として扱います。

3市町合計約53,200

27,041世帯

益田市41,698

2026年5月末・21,002世帯

津和野町6,162

2026年6月末・3,139世帯

吉賀町5,335

2026年6月末・2,900世帯

※住民基本台帳等の各自治体公表値。外国人を含むかなど集計条件が異なる場合があるため、市町間比較や合計は目安です。

02 / STRUCTURE

課題は、別々ではなくつながっている。

人口が減ることで需要と担い手が減り、その結果として生活サービスや地域管理の維持が難しくなります。

人口減少・高齢化

若年層と生産年齢人口が減り、地域を支える人材と消費需要が小さくなる。

担い手・事業の縮小

人手不足、後継者不在、地域活動の負担集中が進み、廃業や活動停止が増える。

暮らしの選択肢が減る

空き家、交通、買い物、医療・介護、地域管理の維持が難しくなり、転出要因にもなる。

03 / KEY ISSUES & PROPOSALS

重要課題と、aivisiaからの提案。

行政施策を置き換えるのではなく、住民・事業者・団体・専門家・行政が連携しやすくなる小さな仕組みを提案します。

01
人口・担い手

人口減少と高齢化

益田市の施政方針でも、人口減少、少子高齢化、各分野の担い手不足、インフラ老朽化が生活へ影響する課題として示されています。津和野町では2026年度の高齢化率が50.8%と推計されています。

提案
  • 地区ごとの「困りごと・必要作業・協力可能者」を毎年更新する
  • 若者、移住者、副業人材が短時間から参加できる仕事・活動を分解する
  • 複数自治体で人材・専門家・事業者情報を共有する
02
住まい・土地

空き家・空き地と管理不全

益田市の空家率は2023年調査で18.5%、空家の7割以上が賃貸・売却等の用途がない「その他の住宅」と整理されています。吉賀町の2019年調査では空家362戸、空家率15.1%で、229戸は利活用可能性があると判定されました。

提案
  • 空き家になる前から所有者・家族へ管理と承継の相談を届ける
  • 建物・空き地を「活用」「管理」「除却」「保留」に分けた台帳をつくる
  • 移住、事業承継、古民家活用、小さな仕事の拠点を一体でマッチングする
03
産業・仕事

後継者不足と人手不足

益田市では経営者の高齢化・後継者不足による事業所減少が課題とされ、農林水産業でも担い手確保が急務です。津和野町では2024年度の商工会会員が純減し、脱会の多くが高齢化と後継者不在による廃業と報告されています。

提案
  • 廃業を決める前に相談できる「事業の棚卸し」を地域で定期実施する
  • 事業を丸ごと継ぐだけでなく、顧客・技術・設備・場所を分けて承継する
  • 移住希望者、地域おこし人材、副業人材、若手事業者との接点を増やす
04
移動・生活

交通・買い物・生活サービス

人口減少と自家用車依存により公共交通利用者が減る一方、高齢者や学生など移動手段を持たない人には交通が不可欠です。運転手不足と財政負担も重なり、路線維持だけでは解決しにくい状況です。

提案
  • 通院・買い物・通学など目的別に需要を集め、予約型交通を改善する
  • 移動販売、配達、オンライン手続き、出張サービスを交通と組み合わせる
  • 市町境を越える通院・通勤・買い物の実態に合わせて広域連携する
05
医療・福祉

医療・介護人材と通院アクセス

益田圏域では医師・看護師確保が難しく、産科医の相対的医師少数区域とされています。高齢化が進む中、医療機関だけでなく通院交通、介護、予防、家族支援を一体で考える必要があります。

提案
  • 医療・介護・交通・地域見守りの情報を一つの案内にまとめる
  • オンライン診療・相談を使える場所と操作支援を地域に用意する
  • 専門職しかできない仕事と地域で支えられる生活支援を分ける
06
地域運営

地域活動・インフラ維持の負担

草刈り、道路・河川の愛護、行事、防災、自治会事務などを少人数が担い続ける地区があります。公共施設や生活インフラの老朽化も進み、従来と同じ範囲・方法を維持するだけでは負担が増えます。

提案
  • 地域作業を一覧化し、頻度・安全性・必要人数から優先順位を決める
  • 地区単独ではなく複数地区・事業者で道具、人材、事務を共有する
  • やめる・減らす・デジタル化する・外部へ委ねる判断基準をつくる
04 / ACTION ROADMAP

「全部やる」ではなく、順番を決める。

0〜6か月

見える化と小さな実証

  • 地区別課題・地域資源・協力者の共通台帳
  • 空き家・事業承継の早期相談会
  • 草刈り、移動、買い物等から1〜2件を実証
  • 若者・移住者を含む対話の場
1〜2年

地域を越えて共有

  • 人材・事業者・専門家の広域マッチング
  • 空き家と仕事を組み合わせた移住支援
  • 古民家等を使った小さな活動拠点
  • 予約・情報・事務のデジタル化
3〜5年

続く仕組みへ移行

  • 事業承継と新規創業を一体で支援
  • 交通・医療・買い物の広域連携
  • 地域支援を小さな仕事として成立させる
  • 毎年のデータ更新と事業見直し
05 / SOURCES

主な公的資料

数値と課題認識は以下の自治体・公的機関資料を参照しました。提案部分はaivisiaによる整理です。

確認日:2026年7月21日。自治体の更新や統計改定により数値・計画内容が変わる場合があります。

NEXT ACTION

地域の現場の声を、
このレポートに重ねていく。

統計だけでは見えない課題、すでに始まっている取り組み、連携したい内容をお寄せください。

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